ドライカースの書籍では次は「目的論」なのですが、
「甘やかされた子ども」
を先に紹介しましょう。
これは「育児」のあり方へのヒントとなるので、育児中の方は
必見です。
この「甘やかされた子ども」においてのキーワードは、
「秩序」
です。
「秩序」とは、
「その社会・集団などが、望ましい状態を保つための順序やきまり」です。
なんか「共同体感覚」に関連していそうですね。
人が社会で生活していく中で「秩序」は避けることのできない要素です。
しかしながらこの「秩序」の捉え方は人それぞれです。
そこに問題がある、とドライカースは言っているのだと思います。
しかも「秩序」の捉え方の形成には、親の影響が多大であることも
指摘しています。
具体的にドライカースの言葉を見ていきましょう。
―子どもが大きくなればなるほど、子どもに社会参加を教えるのは難しくなります。一度、自分自身のやり方に慣れてしまうと、どのような変化に対しても抵抗が日々に強くなります―
これは大人にも言えることですね。
子どもは親が困ることを要求してきます。
その場合に親は、
「まだ小さいからわからないからしょうがないね。そのうちわかったら
大丈夫になるだろうから、今は子どもの要求を受け入れよう」
と考えて、行動します。
これをドライカースは「甘やかすこと」と指摘しています。
では、甘やかした結果、子どもは何を得るのでしょうか?
それは、
―泣き叫ぶことで自分の思い通りにすることができるとか、少なくとも、母親に抱いてもらったり、腕の中で揺すってもらったり、あるいは、なだめるものを何かもらえるということを発見するのです―
という最初の重要な発見を得ます。
さてさて、この「最初の重要な発見」が
子どもの「秩序」への捉え方の重要なキーワードになります。
いかがですか?
続きは次回です。ベックでした。
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