今日は過去の記事の補足です。
「成果をあげる原則」Eで紹介したのは、
「悪いくせを直す」
でした。
悪いくせを直すことについて、極々当たり前のことなのですが、
改めて紹介させてください。
会社などで決められた独自のルールってありますよね?
特に、職種に関係なく決められたルールとか。
このルールはマネジメントどうこう以前に、守らなくてはなりません。
これを守れもせずに、マネジメントはうんぬんかんぬん・・・とは
言えないのです。
これを守れない場合の結果は、他の職員からの信頼を失う、です。
例をあげて見てみましょう。
会社の車の駐車場があります。会社の敷地内の駐車場だけでは駐車スペースが
足りないので、少し離れたところに何台か分の駐車場を借りています。会社の
ルールとして、職員は先に少し離れた駐車場に止めて、そこが一杯になったら
会社の敷地内の駐車場に止める、というルールが決まっています。
さて、このルールを守れない人があなたの上司であれば、あなたはその上司の
言葉をどのように捉えますか?
おそらく正論を言っても響かないのではないでしょうか?
これが、職種に関係なく決められたルールを守る必要性です。
誤解がないように付け加えますが、職種が違ってやるべき仕事が異なる場合であれば、
この例が該当しないことがままあります。
職種が違うのに、別の職種内で決められたルールを守ることを強制するならば、
そこにコミュニケーションが必要とされます。
コミュニケーションがないまま「ルールを守れない!」とイライラするのは、知的傲慢です。
この違い、わかりますね?
「人生の嘘」を意識するとわかりやすいのです。
人は他人が見ていないところでは手を抜いてしまう、と以前ドラッカーの言葉として
紹介しました。
仕事で手を抜くだとか、タバコのポイ捨てをする、とかですね。
それを「神が見ている」と思うことで、自分を戒めることが重要と言いました。
アドラーはその行動を「人生の嘘」と言いました。
アドラーはこのような不適切な行動を、自分自身で作っている人生なのに、その人生に
おいて自分から自分に嘘をついている、と考えました。
いかがでしょう?
あなたは自分の人生に嘘をついていませんか?
もしついているのであれば、仕事もうまくいかないので、幸せになかなかなれないものです。
さあ、改めて自分の悪いくせを直しましょう!
そして幸せになりましょう!
ベックでした。

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