さて週末は息子とドラえもんの映画を観るために、街へ行ってきました。
今日は、そこでの息子とのやり取りを紹介します。
わたしの3歳半の息子は普段からあまり手を繋ぎたがりません。
近所のスーパーなどであれば、それほど混んではいないので大きな問題は
ないのですが、週末に行った先は都会の街ですから、手をつながないと
他人に迷惑をかけるし、迷子になるし、心配が一杯・・・。
事前に車を降りる際に「歩く時は手をつなごうね?」と顔を見て言うと、笑顔で
「うんっ!」という返事が来ましたが、いざ車から降りると一人で歩いていく始末。
テンションがあきらかに↑↑なのが、わかりやすすぎ!という状態です。
すぐに駆け寄って、手をつなぐことを促しますが「やだっ!」と笑顔で返されます。
さてどうしたものか・・・。あなたならどうしますか?
シンキングタイム・・・。
人ごみの中、息子の後をついて歩いていくと案の定いろいろな人にぶつかりそうに
なります。
わたしは息子のそばに駆け寄って、声をかけて呼び止めてから、通路の壁側に
移動しました。
わたしが「他の人にぶつかりそうになったね?」と言うと、息子は「うん」と言いました。
そこで「みんなにぶつからないようにするには、どうしたらいい?」と訊くと、息子は
「う〜ん・・・」と考えてから
「父さんと手をつなぐっ!!」と言いました。
これには、とても「ワクワク」した感覚を覚えました!
そして息子はそれからは、わたしとしっかりと手をつないで歩いてくれたのです。
しばらくしてから、このやり取りを妻に伝えてストーリーの共有をしておきました。
さてどうでしたか?
実はこの手法は先日紹介した書籍に書いてあった内容なのです。
アドラー心理学と子育て〜アドラー博士が教える子どもの「考える力」を引き出す魔法のひと言〜
親(わかっている人)は子供(わかっていない人)にすぐ答えを与えがちです。
それは間違ってはいませんが、それだと子供(わかっていない人)の心には響きません。
子供(わかっていない人)が気づくためには、その本人が考えるというステップを踏んで、
自分で答えを出す必要があります。
人は自分で出した答えには気持ちよく応じられる訳です。
ですからわたしの息子も自分で手を繋ぐ必要性を自分で考えて決めたからこそ、その後は
ずっとわたしと手を繋いでくれたのです。
これは親子の関係だけではないと、わたしは思います。
会社での仕事でも同じことが言えます。
一般的に会社の上司は部下よりも知識も経験も上であることが多いです。
ですから上司は部下に「こうすべきだ」とか「このほうがいい」ということを具体的に指示する
ことって、よくあると思いませんか?
しかしこれでは部下は気づけません。
このことは上田氏の本にわかりやすく書いてあります。
気づかいについて考える〜ディズニーと三越で学んできた日本人にしかできない「気づかい」の習慣〜
さあ、あなたは気づきを得て「ワクワク」していますか?
<追記>
今回の週末はホテルに1泊したのですが、妻がわたしの着替え一式を入れ忘れてしまいました。ウチでは、シャツ・パンツ・靴下などを含め、出かける際はいつも妻が準備をすべて行なう流れがあるのですが、忘れ物をしたことは風呂に入る夜の時点で気がつきました。まあ仕方がないので、軽く洗ってドライヤーで乾かすことにしたのでいいのですが、わたしは妻に訊きました。
「忘れ物をしないようにするにはどうしたらいい?」
すると妻は少し考えて、
「自分で準備すればいいっしょ」
・・・。まあその通りですね。良い得て妙というかなんというか・・・。
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